Better late than never

学習環境デザイン、LXデザイン、協働学習などの話をぽろぽろとします。見ていただいた記事にはコメント残してもらえると喜びます。

ばったばたの渡航準備

すぐに続きをアップしようと思ってたのに寝かせてしまった。

 今となってはもうかなり昔のことのような気がしている、大学院が決まってから会社退職の手続きやら、引っ越しやら、留学準備やらの話です。

 

退職手続きの話

 

大学院からOfferが来た直後、会社の上司には話しました。なにせ退職届は1ヶ月前までに提出しなければならないのに、大学院からの連絡が来たのはその1日前だったので。

幸運にも上司・仲間には恵まれているので、上司もいろいろと良くしてくれてスムーズに退職手続きを進めることが出来ました。本当に感謝。

週明けには会社の同僚にも発表。ただみんな僕が準備を進めていることは知っていたので、「遂に決まったか!おめでとう!」という感じ。僕の口は軽いので、決まってもいないことをべらべらと話してしまう癖がここでも遺憾なく発揮されています笑

引き継ぎなどは滞り無く終わったけど、大変だったのが健康保険の話。

通常、転職であれば転職先の保険に加入するため今の健康保険組合を抜けるだけでOKなんですが、僕の場合は次はありません。で、国外に出る人の場合は国内で健康保険に入る必要がないので、そのまま保険未加入でOKなんですが、僕の場合はクローン病があるため、もしかしたら帰国して治療を受けなければならない可能性がある。これが非常に厄介で、いろいろと調べました。

んで、選択肢は2つ。「任意継続(勤務はしていないが、健康保険組合にはそのまま継続加入させてもらう)」か「保険未加入のまま海外逃亡」。当初は任意継続で進めていたのですが、いろいろ調べるうちに万が一帰国して治療を受けることになっても、その時点で国民健康保険に再加入すれば保険対象になる、ということが判明したので、そのまま未加入のままいくことにしました。

 

引っ越しの話

 

僕の実家は富山。東京では一人暮らしでした。

10年間で溜まった一人暮らしの物資たちを「イギリスに持っていくもの」「富山に送るもの」「断捨離するもの」の3つカテゴリー分けして順番に処理していきました。

結果、断捨離するものはゴミ袋20袋以上に。

ついでにほとんどの家具を粗大ゴミとして断捨離したので、案外処理費用がかかりました。本当にこれは疲れた4、5日ひたすら部屋の片付け&ゴミ処理に追われてた気がします。

 

渡航準備の話

 

ここが本丸。大学院からOfferが来てもVisaが降りないと渡英できません。

しかもGoogle先生に聞くと、Visa取得に失敗する人が案外いることがわかり、かなりギリギリのスケジュールで進んでるし、ここで却下は致命傷になるので、気を引き締めてとりかかりました。気を引き締めすぎて集中してたのかここらへんは正直あんまり覚えてません(笑)

申請は新橋イタリア街の英国VISA申請センター。イギリスの申請センターがイタリア街にあるとゆーなんとも微妙な感じ。申請手続きは全部英語かも?と思って一応話す準備はしていったんですが、結局のところ日本人の審査官による日本語の手続きでした。

優先サービス(Priority Service)を活用したので、審査結果は3営業日で出るとのこと。それまではずーーっとモヤモヤしてました。結果が出ましたよーという通知はメールで来ます。通知を受け取ったときには富山の実家だったので、東京に戻ってきたその足でVISA申請センターへ、無事VISA取得ということになりました。これは「大変だと覚悟してた割には、楽でした」。

 

持病の薬の話

 

これもめちゃくちゃ気を使いました。

現在、ほとんど症状が出ていないのはレミケードというありがたいお薬のおかげです。でも、これバカ高い薬で1本30万くらいするそう。

30万もする薬を1ヶ月に1度点滴で打てる理由は、僕が高額所得者だからでもなんでもなく、ただ難病指定を受けているから。ちょっとの月額負担はあるものの、ほとんど東京都が医療費を負担してくれています。ありがたや〜。

でも、これは日本在住の人だけなので、当然イギリスでは適用外。日本でも保険に入れないくらいなので、当然海外留学保険でもクローン病は保障対象外。イギリスで何らかの医療を受けるとなると、NHS(イギリスの保険制度、半年以上の滞在者は加入できる)で多少賄えるところもあるんだろうけど、まーほぼ実費負担と考えて良さそう。

ということで、日本で使ってた薬をまるごと持っていくことにしたわけです。ただ、薬を大量に持ち込む若い外国人はイギリス人からしたら怪しいし、税関でひっかかるんじゃないかとずーっと心配してました。

 

そこで僕がとった方法は2つ

● 半分はスーツケースへ

● 残り半分は実家から後日郵送してもらう

(英語で書いてもらった薬剤情報の紙を袋に詰めて、「問題ない薬ですよー」アピールもしっかり)

スーツケースに入れてた分はなんの問題もなく入国審査通過。案外すんなり通りました。入国審査で聞かれたとき用のレスポンスの準備もしてたのに…。他の人のブログなんかを見ると没収されてたりするみたいですが、これはもしかしたら運の問題なのかもしれません。

 

こんな感じで、offerが出てから渡航直前まででした。

日本語タイピングこんなにしたの久しぶりかもしれんw

でも英語タイピングに比べたら日本語のほうが圧倒的に早いな。もうちょっと早く打てるように練習しなくては…。