Better late than never

学習環境デザイン、LXデザイン、協働学習などの話をぽろぽろとします。見ていただいた記事にはコメント残してもらえると喜びます。

痔に悩まされた2週間

2週間、壮絶な痔との戦いでした。

 

始まりはしっかりとは覚えてませんが、腹の調子は割りと良く、ある程度管理できていると思ってました。突然、恐ろしい倦怠感が襲ってきて、何もしたくなくなり、そして何もできなくなりました。

 

今回は腹痛というより肛門周辺の痛み、前回(2年くらい前)に救急車で運ばれて入院することになったのも直腸下血からだったので、「イギリスで下血はマズい」と思い、即座に断食を決意。結果ほぼ4日間ほど絶食しました。

 

とにかく排便時の痛みが半端じゃない。普段は調子が悪くなると寒気との戦いなんですが、今回はとにかく滝汗でした。もうそれくらい痛い!ネットで調べてみたらロキソニンは痔の痛みにも効くらしいとのことだったので、クローン病にはあんまりよくないとは分かっていつつもロキソニンを飲んで様子を見ました(結果、僕の場合ロキソニンは痔にはほぼ効きませんでした)

 

日本で処方してもらっていた強力ポステリザン軟膏+レスタミンコーチゾン軟膏の強力タッグで応戦していたのですが、動けるようになるまで2週間かかり、大学院の講義も何度か出席できず。。。友人はめちゃくちゃ心配してくれましたが、痔とは言えにくい+英語でどう説明していいのか分からん、こともあり、クローン病から来る腹痛で貫き通しました(笑)

 

やっぱり僕の場合、クローン病で一番怖い症状は「痔」です(´・ω・`)

腹痛がひどくなる度に「もう二度とこんな状態になるのは嫌だ」と思いますが、今回はその気持ちが特別強いですね。。。

あー次に痔の症状出たら……日本帰りたくなるだろうなー。

2nd Semester Starts!

1st Semesterの終わりから2週間。2nd Semesterが始まりました♪

 

今期は4つのモジュールがあるので、エッセイも4つ。計画的に勉強しないと大変なことになりそうですわw ただ、どのモジュールも面白いトピックばかりだから勉強自体は楽しくなりそうです。

 

ちなみに一発目の授業のときに先生から聞いたんだけど、来年からUniversity of Brighton MA English Language TeachingはUK studentsも受け入れることになるそうでっせ。

 

イギリスの医療制度

日本で受けていたクローン病に対する治療をイギリスでも受けられるようにするために奮闘すること2ヶ月。なかなか先が見えませんw

 

2014年12月…。年内の講義も終わり、多少時間にも余裕が出来たので、何にしろまずは前期の間悩ませ続けた腹痛をなんとかせねばと画策。当初、日本に帰るというのが第一選択だったんだけど、まだ半年以上いるわけだし症状が出る度に日本に帰るのでは効率が悪いし、何せ国外転出してしまって保険料も払っていないので(+特定医療疾患の医療券もない)、日本でレミケードを受けるととんでもない額を支払うはめになる。ということで日本行きは断念して、イギリスで同程度のサービスを出来るだけ低負担で出来る方法を考えることに。

 

こっちに来てから一応登録だけしておいたイギリスの医療サービス、NHSを利用することにしました。流れをざっとまとめると…

①GP General Practitionerに登録:GPはいわゆる「かかりつけ医」のこと。とりあえず医者にかかる事態になったらここに相談するみたいです。僕の大学の場合、別キャンパスにGPが常駐してるとのことだったので、そこに行きました。まずは、個人情報とかこれまでの病歴とかアレルギーとかを問診票に記入して終了。医師とのアポが必要な場合は別日の朝イチで電話してアポをとってほしいとのこと。若干面倒くさいですが、致し方なし。

 

②GPとのアポ:GPは総合的に見てどこが悪いかを判断して、専門医療が必要であればそこに向けて橋渡しをする役割。僕の場合はもうどこが悪いかは分かっているので、話は早いですが、日本の主治医からもらった紹介状と日本での処方記録(英語版)を渡して、専門医を紹介してもらうことに。

 

③血液検査:専門医と会う前に血液検査をしましょうということで、また別日にアポを取り血液検査に…。ここらへんがMAX体調が悪かったので、「はよ、なんとかしてくれ」と思いながら血を抜かれました。この日は本当に血を抜かれただけで終了。

 

④NHSからReferral letter(なんと訳していいのか分からんけど、紹介状みたいなものかしら)を受け取る:ここの病院が担当になりましたんで、アポ電がかかってくるまで待って下さいねーという旨の手紙をもらう。この手紙を受け取ったのが12月17日、6週間以内に連絡しますと書いてあったので、とりあえず年内の連絡はないだろうと思い、一旦日本に帰国することに。

 

んで現在。6週間どころか8週間以上経過しましたが、音沙汰なし(笑)

もしかしたら日本に帰ってる間に連絡があったのでは?と思って病院に正月休み明けに連絡するも、まだ連絡できないからもうちょっと待ってと言われ、更に待つ。あまりにも遅いので、もしかして忘れられてるんじゃないかと思って先ほどもう一度電話するも、返答は同じ…。

 

NHSは等しく無料だけど、とにかく遅い。お噂はかねがねでしたが、本当に遅い。

かと行ってPrivate hospitalは洒落にならん金額を取られるみたいですし、ここはNHSに頼るしかありません。むー、いつになったら連絡が来るのや。

 

 

前期終了!

2014年最後の講義が12月中旬に終わってからの1ヶ月半。
Chrismas Vacationとは銘打ってありますが、大学院生は違うようです。

 

結論から言うと前期Essayで大敗しました。後期で同じミスをしないように、反省の意味を思いっきりこめて書き残しておこうと思います。

 

●12月2週目くらい〜年末まで
2014年最後の授業がEssay tutorialだったので、それぞれのモジュールのエッセイトピックは既に決定。リサーチすべき内容も読むべき本も大体あたりをつけたあったので、まーとりあえず出だしは順調かなーと思ってました。

前期の間、悩まされ続けた腹痛の症状も芳しくなく、精神的にちょっと下降気味だったこともあり、急に日本帰りたい病を発症し、日本に帰ることを検討することに…。時間も限られているので、経由便で節約することなく、Virgin Atranticの直行便で帰路につきました。

※ちなみにロンドン⇔成田はJAL, ANA, British Airways, Virgin Atranticの4社が運行していて、なかでもVirginは他と比べるとかなり安かったのですが、2015年2月1日で直行便を廃止してしまったみたいです。。。次、日本に帰るときはおとなしく経由便使うしかないわ(´;ω;`)

で、12時間かけて成田に到着。至るところにある自動販売機、温かい室内。半年ぶりの日本で感動したのはこの2点でしたw

実家で念願の温かい風呂と美味い飯、最高でありました(笑)やっぱ、くい慣れた日本食は美味いねー、Brightonでは寿司もラーメンも一応食えますが、日本のものとはやっぱり全然違いますわ。実家の富山と東京で羽を伸ばしすぎたため、エッセイに関してはほぼ進捗がないまま帰国。

 

●年末〜エッセイ提出まで
12月30日に帰国後、正月は多少ゆっくりするものの、1月2日からは本腰を入れてエッセイに取り掛かり始めました。しっかり充電したし、今から本腰入れても間に合うだろうとゆー激アマの考えでした。

 

そこからは地獄。僕の場合、睡眠時間を削ると起きていても使い物にならないので、睡眠時間は確保するものの、それ以外の時間はすべてエッセイに充てなければならないくらい追い込まれました(笑)

1月初め、2回目のEssay tutorialの時期。一つ目のエッセイトピックは自分の興味のある分野に思いっきり寄せたので、苦労はすれど楽しみながらDraftを書き終わり、Tutorに見せても反応は良好。Dissertation(修士論文)のテーマにも使えそうな興味深いテーマだとお褒めの言葉。

しかしここからが、問題。2つ目、3つ目のエッセイは方針が二転三転したこともあり、Essay Tutorialの時間取れず!!Draftを見せてfeedbackをもらう2度目のTutorialが受けられなかったのは痛い…。結果、個人的にはそれなりのものにはなったと思ってますが、時間さえあれば…というのが本音。時間さえあれば誰でも出来るってのはもちろん知ってますが、本当に悔しい。。。

自分の中の目安でしかありませんが、1日8時間やったとしてDraftを書き上げるまで1つのエッセイあたり約2週間。推敲・文法チェックに3つ合わせて2週間ってところでしょうか。つまり3つエッセイがあるなら2ヶ月くらいはかかると考えて良さそう。そして、前期終了からエッセイ提出期限までは1ヶ月半。つまり羽を伸ばしてる暇なんかはなかったということです(´・ω・`)

来週から後期日が始まります。ついでに前期の結果も帰ってくるみたいです。結果が怖いです、ホント。

自主的に絶食3日間

あまりにもクローン病の症状がひどく、何もできないレベルだったので、絶食を決めて安静にすると決めた3日前。1日目の終わりにちょっとだけご飯を食べましたが、それ以外は完全絶食。

幸い一時期は38℃を超えていた発熱も36℃後半まで収まり、下痢も食べていないから当然かもしれませんが、収まりました。左足ふくらはぎと右足ひざを襲っていた関節痛は一時期に比べたらかなりましになりました♪ あとは、胸焼けみたいな、もやもやっとした感じだけが残っているのが収まってくれればいいなー。

いやー食べるのが怖い。食べてまた同じことになったら今度こそ日本強制帰国。でもエレンタールは持ってきてないので、食べないわけにはいかないのです。久しぶりの食事何にしようかなー。

 

久しぶりに更新

最近、ブログの更新を怠ってました。Autumn termが終了間近で忙しくなってきていることも影響していますが、一番の理由は「クローン病の症状悪化」

 

11月中旬くらいから過去一番に体調が悪い状態に。

直接的な原因は特に何もなくて、今までの蓄積なんだろうなーという感じ。

 

◯腹痛&下痢

これは前々からずっとありましたが、ここに来てますますひどくなってきました。血便も増えてきましたが、過去に倒れたときみたいな鮮血便ではないので、そこだけがちょっと安心できるポイント。

 

◯痔

3年前にぶっ倒れて病院送りになったときの一番の原因がこれ。僕の場合直腸付近に潰瘍できはじめると悪化する傾向があるみたいです。今回はそこまで大規模な出血はしてないので、まだなんとかなってますが、今後これがどうなるかが留学生活に大きく関わってきます。

 

◯全身倦怠感

これは勉強中の身としては深刻な問題。腹痛と相まって一日中だるく、やる気が起きない。これは本当にキツイ。

 

◯発熱

体調が悪くなると微熱が出るんですが、今回は微熱では済まされず38℃台を突破。ロキソニンでなんとかごまかしましたが、これが続くようであればきつい。

 

というような感じ。。。


ロキソニンやばい?大阪市大、炎症性サイトカインが薬剤性小腸傷害を引き起こすことを確認 | 時事戯言!炎症性腸疾患!クローン病!(潰瘍性大腸炎)

 

ただ、こんな記事も見つけたのでロキソニン多用は出来るかぎり避けなければ…

とにかくしばらくは出来るかぎり安静にして、絶食とまではいきませんが食事制限していきたいと思います。

 

またレミケードに関しても検討中。日本に帰って受診もありですが、イギリスで受ける方法を模索中。次回はこれの結果を共有したいと思ってます。

最近の体調の話

イギリスに来て約4ヶ月。
久しぶりにクローン病の話をば。

 

ここのところ、クローン病の話はできてなかったので最近の状況をまとめておこうかと。

そもそもクローン病って何?という方のために過去(留学準備してたころ)の日記↓をどーぞ。


"クローン病のアレ" - 記事一覧 - Better late than never


最初の2ヶ月は渡英直前に点滴したクローン病患者にとっては神の薬、レミケードで体調の不安も全くなく、順調そのもの。でも、これはボーナスタイムみたいなものなのでここでいかに無茶しないかがめちゃくちゃ重要でした。

もちろん、日本にいたときほどめちゃくちゃなことはしてません。3食きっちりとって、薬もちゃんと飲み、ストレスを溜めないようにしっかり寝る(僕にとっては一番のストレス発散法は睡眠)

んで、3ヶ月目〜現在。
症状は一進一退って感じです。2週に一度くらいキツい日がありますが、まー管理できてるほうかと。そもそも不良患者でクローン病とは言え、好きなようにやらせてもらってますが、自分が飲んでる薬に関してはしっかり把握できているつもりです。

処方されてる薬(日本から持ち込んだ薬)は以下の通り

  • ペンタサ (腸の炎症を抑える)

  • イムラン(免疫抑制剤

  • ビオフェルミン (腸内環境を整備する薬)

  • ガスコン(腸内に溜まったガスを吸収してくれる薬)

  • セレキノン(腸の動きを調整してくれる薬)

  • シプロキサン(抗菌剤)

  • 大建中湯(イレウス、つまり腸閉塞予防)


上記にプラスして、僕の場合ちょこちょこ発熱するのでどうしようもない発熱の場合はロキソニンを飲んでます。

上の薬は飲んだら劇的に良くなるわけではありません。むしろ飲むことでずーっとダルい感じになります、人によって違いはあるみたいですが、全身倦怠感は結構キツイです。まーでも症状が出てきたときのなんとも形容しがたい最低な苦しみに比べればだいぶマシです。

食生活に関して。これまでの生活を振り返って気をつけてることです。だから、これも人によって異なると思いますが、一つの参考になれば、と。

  • 海藻類、キノコ類、コーンは一切食べない(消化できないから)

  • 根菜は避ける

  • 牛乳は飲まない。シリアルを食べたいときは豆乳。スタバとかであれば、ソイラテがあるので好んで飲んでます。

  • 肉は油分の少ない鳥のササミがベスト。牛はOK。豚は脂が多いので極力避ける。

  • 油物は食べ過ぎない(本来、油は避けるべきものの筆頭として挙げられてますが、僕は油物案外大丈夫みたいです)

  • 水は一日1.5ℓくらいを目安にとりあえずできるだけ飲む。

  • 鉄分の多いものを食べる。ほうれん草、レバーなどなど。これは貧血予防。

上の3つは守らないとヒドい目に遭います。過去に鍋でえのきを食べた次の日、トウモロコシをひと束丸かじりした次の日は悲惨でした。イレウスのせいで腹痛は半端ないし腹は常時パンパン、何か食べると吐き気、水しか飲めませんでした。これに懲りて今はワカメとコーンはどんなに散らばっていても必ず全部取り除いて食べるし、キノコはそもそも注文しません。

あとはできるだけ消化の良いものを食べることなんですが、これはイギリスではあまり困りません。主食はポテト、パスタ、パンなのでどれも消化しやすいので気にせず食べます。唯一気になるのはパスタとかによく入ってるトマトの皮。全部取り除くのは面倒なので、できるだけ避けて食べます。

こんな感じ。僕はクローン病患者のなかでもかなり軽症なほうと聞いてますが、レミケードなどの薬に頼ることもなく日本から持ち込んだ薬と食事制限でなんとか管理出来ている状態です。もちろんまだ4ヶ月そこそこなので、これからどうなるかは分かりませんが。

 

クローン病で制限が多少あろうが、留学くらい出来る。

これが証明できるようにしっかり体調管理せねば。。。