Better late than never

学習環境デザイン、LXデザイン、協働学習などの話をぽろぽろとします。見ていただいた記事にはコメント残してもらえると喜びます。

前期終了!

2014年最後の講義が12月中旬に終わってからの1ヶ月半。
Chrismas Vacationとは銘打ってありますが、大学院生は違うようです。

 

結論から言うと前期Essayで大敗しました。後期で同じミスをしないように、反省の意味を思いっきりこめて書き残しておこうと思います。

 

●12月2週目くらい〜年末まで
2014年最後の授業がEssay tutorialだったので、それぞれのモジュールのエッセイトピックは既に決定。リサーチすべき内容も読むべき本も大体あたりをつけたあったので、まーとりあえず出だしは順調かなーと思ってました。

前期の間、悩まされ続けた腹痛の症状も芳しくなく、精神的にちょっと下降気味だったこともあり、急に日本帰りたい病を発症し、日本に帰ることを検討することに…。時間も限られているので、経由便で節約することなく、Virgin Atranticの直行便で帰路につきました。

※ちなみにロンドン⇔成田はJAL, ANA, British Airways, Virgin Atranticの4社が運行していて、なかでもVirginは他と比べるとかなり安かったのですが、2015年2月1日で直行便を廃止してしまったみたいです。。。次、日本に帰るときはおとなしく経由便使うしかないわ(´;ω;`)

で、12時間かけて成田に到着。至るところにある自動販売機、温かい室内。半年ぶりの日本で感動したのはこの2点でしたw

実家で念願の温かい風呂と美味い飯、最高でありました(笑)やっぱ、くい慣れた日本食は美味いねー、Brightonでは寿司もラーメンも一応食えますが、日本のものとはやっぱり全然違いますわ。実家の富山と東京で羽を伸ばしすぎたため、エッセイに関してはほぼ進捗がないまま帰国。

 

●年末〜エッセイ提出まで
12月30日に帰国後、正月は多少ゆっくりするものの、1月2日からは本腰を入れてエッセイに取り掛かり始めました。しっかり充電したし、今から本腰入れても間に合うだろうとゆー激アマの考えでした。

 

そこからは地獄。僕の場合、睡眠時間を削ると起きていても使い物にならないので、睡眠時間は確保するものの、それ以外の時間はすべてエッセイに充てなければならないくらい追い込まれました(笑)

1月初め、2回目のEssay tutorialの時期。一つ目のエッセイトピックは自分の興味のある分野に思いっきり寄せたので、苦労はすれど楽しみながらDraftを書き終わり、Tutorに見せても反応は良好。Dissertation(修士論文)のテーマにも使えそうな興味深いテーマだとお褒めの言葉。

しかしここからが、問題。2つ目、3つ目のエッセイは方針が二転三転したこともあり、Essay Tutorialの時間取れず!!Draftを見せてfeedbackをもらう2度目のTutorialが受けられなかったのは痛い…。結果、個人的にはそれなりのものにはなったと思ってますが、時間さえあれば…というのが本音。時間さえあれば誰でも出来るってのはもちろん知ってますが、本当に悔しい。。。

自分の中の目安でしかありませんが、1日8時間やったとしてDraftを書き上げるまで1つのエッセイあたり約2週間。推敲・文法チェックに3つ合わせて2週間ってところでしょうか。つまり3つエッセイがあるなら2ヶ月くらいはかかると考えて良さそう。そして、前期終了からエッセイ提出期限までは1ヶ月半。つまり羽を伸ばしてる暇なんかはなかったということです(´・ω・`)

来週から後期日が始まります。ついでに前期の結果も帰ってくるみたいです。結果が怖いです、ホント。

自主的に絶食3日間

あまりにもクローン病の症状がひどく、何もできないレベルだったので、絶食を決めて安静にすると決めた3日前。1日目の終わりにちょっとだけご飯を食べましたが、それ以外は完全絶食。

幸い一時期は38℃を超えていた発熱も36℃後半まで収まり、下痢も食べていないから当然かもしれませんが、収まりました。左足ふくらはぎと右足ひざを襲っていた関節痛は一時期に比べたらかなりましになりました♪ あとは、胸焼けみたいな、もやもやっとした感じだけが残っているのが収まってくれればいいなー。

いやー食べるのが怖い。食べてまた同じことになったら今度こそ日本強制帰国。でもエレンタールは持ってきてないので、食べないわけにはいかないのです。久しぶりの食事何にしようかなー。

 

久しぶりに更新

最近、ブログの更新を怠ってました。Autumn termが終了間近で忙しくなってきていることも影響していますが、一番の理由は「クローン病の症状悪化」

 

11月中旬くらいから過去一番に体調が悪い状態に。

直接的な原因は特に何もなくて、今までの蓄積なんだろうなーという感じ。

 

◯腹痛&下痢

これは前々からずっとありましたが、ここに来てますますひどくなってきました。血便も増えてきましたが、過去に倒れたときみたいな鮮血便ではないので、そこだけがちょっと安心できるポイント。

 

◯痔

3年前にぶっ倒れて病院送りになったときの一番の原因がこれ。僕の場合直腸付近に潰瘍できはじめると悪化する傾向があるみたいです。今回はそこまで大規模な出血はしてないので、まだなんとかなってますが、今後これがどうなるかが留学生活に大きく関わってきます。

 

◯全身倦怠感

これは勉強中の身としては深刻な問題。腹痛と相まって一日中だるく、やる気が起きない。これは本当にキツイ。

 

◯発熱

体調が悪くなると微熱が出るんですが、今回は微熱では済まされず38℃台を突破。ロキソニンでなんとかごまかしましたが、これが続くようであればきつい。

 

というような感じ。。。


ロキソニンやばい?大阪市大、炎症性サイトカインが薬剤性小腸傷害を引き起こすことを確認 | 時事戯言!炎症性腸疾患!クローン病!(潰瘍性大腸炎)

 

ただ、こんな記事も見つけたのでロキソニン多用は出来るかぎり避けなければ…

とにかくしばらくは出来るかぎり安静にして、絶食とまではいきませんが食事制限していきたいと思います。

 

またレミケードに関しても検討中。日本に帰って受診もありですが、イギリスで受ける方法を模索中。次回はこれの結果を共有したいと思ってます。

最近の体調の話

イギリスに来て約4ヶ月。
久しぶりにクローン病の話をば。

 

ここのところ、クローン病の話はできてなかったので最近の状況をまとめておこうかと。

そもそもクローン病って何?という方のために過去(留学準備してたころ)の日記↓をどーぞ。


"クローン病のアレ" - 記事一覧 - Better late than never


最初の2ヶ月は渡英直前に点滴したクローン病患者にとっては神の薬、レミケードで体調の不安も全くなく、順調そのもの。でも、これはボーナスタイムみたいなものなのでここでいかに無茶しないかがめちゃくちゃ重要でした。

もちろん、日本にいたときほどめちゃくちゃなことはしてません。3食きっちりとって、薬もちゃんと飲み、ストレスを溜めないようにしっかり寝る(僕にとっては一番のストレス発散法は睡眠)

んで、3ヶ月目〜現在。
症状は一進一退って感じです。2週に一度くらいキツい日がありますが、まー管理できてるほうかと。そもそも不良患者でクローン病とは言え、好きなようにやらせてもらってますが、自分が飲んでる薬に関してはしっかり把握できているつもりです。

処方されてる薬(日本から持ち込んだ薬)は以下の通り

  • ペンタサ (腸の炎症を抑える)

  • イムラン(免疫抑制剤

  • ビオフェルミン (腸内環境を整備する薬)

  • ガスコン(腸内に溜まったガスを吸収してくれる薬)

  • セレキノン(腸の動きを調整してくれる薬)

  • シプロキサン(抗菌剤)

  • 大建中湯(イレウス、つまり腸閉塞予防)


上記にプラスして、僕の場合ちょこちょこ発熱するのでどうしようもない発熱の場合はロキソニンを飲んでます。

上の薬は飲んだら劇的に良くなるわけではありません。むしろ飲むことでずーっとダルい感じになります、人によって違いはあるみたいですが、全身倦怠感は結構キツイです。まーでも症状が出てきたときのなんとも形容しがたい最低な苦しみに比べればだいぶマシです。

食生活に関して。これまでの生活を振り返って気をつけてることです。だから、これも人によって異なると思いますが、一つの参考になれば、と。

  • 海藻類、キノコ類、コーンは一切食べない(消化できないから)

  • 根菜は避ける

  • 牛乳は飲まない。シリアルを食べたいときは豆乳。スタバとかであれば、ソイラテがあるので好んで飲んでます。

  • 肉は油分の少ない鳥のササミがベスト。牛はOK。豚は脂が多いので極力避ける。

  • 油物は食べ過ぎない(本来、油は避けるべきものの筆頭として挙げられてますが、僕は油物案外大丈夫みたいです)

  • 水は一日1.5ℓくらいを目安にとりあえずできるだけ飲む。

  • 鉄分の多いものを食べる。ほうれん草、レバーなどなど。これは貧血予防。

上の3つは守らないとヒドい目に遭います。過去に鍋でえのきを食べた次の日、トウモロコシをひと束丸かじりした次の日は悲惨でした。イレウスのせいで腹痛は半端ないし腹は常時パンパン、何か食べると吐き気、水しか飲めませんでした。これに懲りて今はワカメとコーンはどんなに散らばっていても必ず全部取り除いて食べるし、キノコはそもそも注文しません。

あとはできるだけ消化の良いものを食べることなんですが、これはイギリスではあまり困りません。主食はポテト、パスタ、パンなのでどれも消化しやすいので気にせず食べます。唯一気になるのはパスタとかによく入ってるトマトの皮。全部取り除くのは面倒なので、できるだけ避けて食べます。

こんな感じ。僕はクローン病患者のなかでもかなり軽症なほうと聞いてますが、レミケードなどの薬に頼ることもなく日本から持ち込んだ薬と食事制限でなんとか管理出来ている状態です。もちろんまだ4ヶ月そこそこなので、これからどうなるかは分かりませんが。

 

クローン病で制限が多少あろうが、留学くらい出来る。

これが証明できるようにしっかり体調管理せねば。。。

英語の文法

僕は昔から文法が大好きです。

日本語でも英語でも、その文がどういう意味なのか?なぜそういう意味になるのか?調べるのが好きです。もはや趣味と言ってもいいほど。

 

だから、理屈が分からないと、それはそれはイライラします。

高校のときは、古文・漢文を勉強してたけど、未だに訳し方がイマイチよく分からなかったり、納得のいく文法的な説明がいくら調べても出てこないのがイヤでした。だから古文・漢文はあまり成績よくありませんでした(言い訳です)

 

英語もそう。丸暗記は苦手なので、出来るだけ汎用性のある説明・意味を自分なりに探してます。特に前置詞も細かい意味を丸暗記するのは無意味だと思って、大分前(たぶん社会人になりたてくらいのころ)にいろいろ探してみました。んで、見つけたのがこれ。 

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

 

前置詞を直訳じゃなくてその語句が示すイメージで覚えようってのがこの本の趣旨なんですが、説明がめちゃくちゃ明解で分かりやすいです。

本を日本においてきてしまったので、僕の言葉で具体例を紹介すると(違ってたら僕の理解不足です、すんません)

 

onは何かに接触している状態を示したいときに使う。「〜の上に」だけでは説明できない there are a picture on the wall (壁に絵がかかっている)みたいな文章もこの説明でなら理解できます。

 

at と inは区別しにくい前置詞ですが、atは点、inは空間と覚えればすごく使い分けがしやすくなります。

 

I'm at my desk in my room.

 

私の部屋(という空間のなか)の、私の机(というピンポイントな場所)にいます。

という意味になるわけです。

 

I woke up at 10 and I spent my time with my friends in the afternoon.

10時というピンポイントを言いたいときはat

午後という漠然とした感じで伝えたいときはin

 

この他にもほぼ全ての前置詞のイメージがこの本には網羅されています。

有名な大西さんの本なのでご存知の人も多いと思いますが、読んだことない方はお試しあれ!

 

日本のアニメはすごい

今日はイタリア人のクラスメートと一日お勉強。

 

休憩中に「俺のTシャツを見てくれ!」とイタリア人。

全然気付かなかったけど、まさかの麦わら海賊団の海賊旗w

そんなところから話が始まり、イタリアのアニメ事情の話に。

 

ONE PIECEドラゴンボールキャプテン翼あたりはヨーロッパでも人気があるのは、昔、大学のレポートか何かで、世界で日本文化がどれくらい普及してるのか?みたいなことを調べたことがあったから知ってた。フランスではドラゴンボールが圧倒的な人気で日曜日に放送してたもんだから子供たちが教会に行かない!みたいな感じでフランスのママさんから苦情が来たこともあるほどらしい。

 

ちなみにドラゴンボールはイタリアでもほぼ日本と同じ発音で読むみたいです。画像見ながら、「このキャラはなんていうの?」と一つずつ確認したので、おそらく間違いないです。ちなみに、ヤムチャの名前を言ったあと、イタリア人がぼそっと" He is useless(彼は使えない)”と一言。図書館で吹き出しました。ヤムチャいじりは万国共通なんですなー(笑)

 

有名どころ以外にもイタリアではめちゃくちゃたくさんのアニメが放送されてるみたいです。今日挙がっただけでも、

他にも日本人でも知らないような謎のロボットアニメなど、いろいろ教えてくれました。スペインも似たような感じらしく、日本のアニメは大人気です。

でも、ちょっと意外だったのが案外ジブリを知らないということ。個人的にはトトロとかラピュタとか知ってるものだと思ってたんですが、見せたら「知らない」と一蹴。

そして、もっと意外だったのがアニメと一緒に戦隊モノも一緒に輸出されてたことです。アニメじゃないけど、これも日本発だよね?と紹介してくれたのが見覚えのあるテカテカの全身タイツみたいなものとフルフェイスヘルメットを被った5色のヒーローでしたwイタリアでもお子様に大人気らしいです。

 

日本のアニメはすごい。どこの国の人でも男から最初に声かけられてする話はアニメの話。Brightonの本屋にもBLEACHNARUTOが置いてあったりします。あとは、それが海賊版とかじゃなくてちゃんと還元される形で流通していることを祈るのみですわ。。。アニメの話は今後どこかで役立ちそうなので、もうちょい詳しく調べてみようかなー。

 

 

 

 

多国籍な寮の話

今、僕がいる寮にはいろーんな国籍の人がいます。

アジア系の人、南米の人、アラビア人、もちろんヨーロッパの人もたくさんいます。

 

受けてきた教育が違うから、4技能の得意・不得意にも差がでたりします。

例えば、アラビア人はSpeaking Listeningが達者。ほぼネイティブと変わらないスピードで話すので、しばらくは聞き取れませんでした。あと、めちゃくちゃ語彙が豊富。でも、本人達いわくwritingが苦手みたいです。全然できてると思うけど。

アジア人は母国語の干渉を受けるせいなのか、発音がやや下手くそです(僕はまだマシなほうと先生が言ってくれましたが、「マシ」なだけで練習が必要なんでしょう 笑)

特に中国人は面白いくらいにgの発音が抜けます(僕でも分かるレベルなので、相当わかりやすいはず)YongさんとかWangさんは、中国語読みではヤンさん、ワンさんであってヤングさんワングさんではないわけわけでわけで、当たり前っちゃ当たり前。

 

また、年齢も立場もさまざま。パートナーも子供もいて、国に置いて一人で勉強しにきてる人もたくさんいます。国籍によってはビザの取得に相当な労力と時間をかけてようやくここに辿り着いた人もいます。日本人はそういう意味でかなり優遇されてるというか、日本人というだけで信用されるというのは本当にありがたい話。イギリスは銀行口座を開くのが大変だという話をよく聞くけど、僕の場合は大学の窓口で口座開設の話を聞いて、申込書書いてあとは郵送されてくるのを待つだけでした。(人によっては、ありとあらゆる証明書を提出しなきゃいけなくて何度も銀行に足を運んでました)

 

ここまで長い時間をかけて辿り着いて、制約も僕より全然多い、そんな人たちは僕なんかより相当な覚悟で勉強しに来ています。もちろん、刺激受けます。僕にはそこまでの覚悟と準備はしてこなかった、というのが正直なところなので。